けやき通信 けやき通信


No.10
『経 験』

≪平成14年 6月配信≫

 私が、日頃お付き合いいただいている司法書士の先生は、もの知りな方である。
実に、よく知っている。
ある時、私が、どう調べても分からないことがあり根を上げて、先生に教えを乞うたところ、いとも簡単に、適切なお答えをしていただいたことがある。
先生が、大変な勉強家であったことに、改めて感じ入っていたところ、傍らにいた先生の奥様は、「主人は、この道の経験が長いため、ただ知っていただけのことですよ。」と、笑いながらおっしゃられていた。
「あっ、そうか。!! そういうことか。」
私は、以下のことに思いを巡らしていた。
経験をするという中には、成功も、また、必ず失敗の経験もあるはずである。
長い時間を過ごす内には、数え切れない成功と失敗を繰り返して生きている。
であれば、1度した失敗は極力しないようにする。
失敗を新たな成功ための糧にすればいいのだ。
そうすると、「失敗を重ねれば、重ねるほど、成功する確率は高まっていくということになる。」といった無責任な説が確立されるのではないか??
痛い大失敗をすると、そのことは、忘れようとしても忘れられるものではない。
大概、もうそのような失敗は、2度しないものである。(失敗しないということは、もうそこには、成功しかない。)
「失敗は、成功のもと」とは、よく言ったものである。
ここからが、本題である。
失敗を成功の糧にするためには、どのような「方策」で望めばよいのか?
この方策を考えなければならない。
「なぜ、失敗をしたのか?」事細かに原因を解明することが肝要である。
そして、解明した原因を、180度、すべて成功のための要因に切り替える努力をする。完璧にまでに、すべてである。何一つ漏れてはいけない。
この努力をすることが「経験」である。
努力をしなければ、それは、ただ時間がむなしく無駄に過ぎて行くだけのことである。
「経験」にはならない。
そして、努力は、継続しなければならない。
「継続は力なり」、失敗を成功に導く努力を継続して行っていこう。

***先生は、こういう努力を惜しんではいない筈である。***


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