No.5 『少年よ、大志を抱け』 ≪平成11年 9月配信≫
朝日新聞の入学試験の特集記事[平成11年8月20日(金)]で早稲田大学の奥島孝康総長が「大学側が期待する学生像としては、まず意欲があるということだ。また、好奇心に満ち、志の高い学生を期
待したい。」と述べておられた。
そしてまた、記事には大学入試ではAO入試を採用し、論文入試型を採っていると書いてあった。(論文入試型…面接に加え長い文章を書
かせて思考力や基礎学力をみるもの。)
これは、従来の詰め込み式の知識だけでは対応不可能であり、不断の意欲に満ちた努力の積み重ねが問われる入試の方式である。
ところで、大学側が期待する意欲、好奇心、高い志をあなたは持っていますか。
自分はいったい何をやりたいのだろうか?
この「やりたいこと」が見からねば、何に対して意欲を持っていいの
か、ただ、わからない日々を過ごすだけです。
では、「やりたいこと」を見つけるためには、どうしたらいいのでし
ょうか?
文芸、歴史、偉人伝記等を片っぱしから読書をするのも一手、ボラン
ティアや旅を通じ人々とのふれあいの中から捜し出すことも、子供の
頃興味を持ったことを見詰め直し改めて再発見することも、尊敬する
人との話し合いを持つ事も、それぞれに自分から積極的に関わり合い
を持つ事だと思います。
待っているだけでは、何も見つかりません。
積極性が鍵を握っているのです。
あなたのその若いエネルギーを、あなたの将来のために、さらに燃焼
させてはいかがでしょうか。
暑い(熱い)夏、おもいっきり汗をかくのも無駄ではありませんぞ。
「ボーイズ・ビー・アンビシャス」
ウィリアム・S・クラーク
(1826―1886)
アメリカ・マサチューセッツ出身
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