No.4 『茨城大学卒業生から後輩へのメッセージ』 ≪平成11年 5月配信≫
水戸から日立のキャンパスに移られた工学部の学生のみなさん、日立での生活も、はや1ヶ月の期間が過ぎました。
新しい環境にも慣れ、各自の目標に向かって、日夜勉学に励まれていることと思います。
今回の「けやき通信bS」は、今春、茨城大学を卒業された先輩から後輩の皆様に送るメッセージを掲載いたします。
(当不動産より岩田範之様に、卒業にあたり、大学生生活6年間を通じ、1番感じたことを述べていただきました)。
このメッセージには、後輩の皆様がこれからの学生生活を有意義に過ごすための指針が盛り込まれています。
メッセンジャーの岩田範之様は、神奈川県横浜市の出身で、この4月からあこがれの「日産自動車」に就職され、活躍をしておられます。
このメッセージに後輩の皆様は、どのようなお考えをお持ちになられますか?
これから日立に来る皆さんへ
岩田範之
(平成11年3月24日工学部大学院卒業)
不動産屋さんに「後輩達に何かメッセージを書いてくれないか?」と頼まれ、正直悩みました。
何から書いたらいいのか、何を書いたらよいのか。
その位、大学4年間(私の場合は6年間ですが)には沢山のことがあります。
工学部の場合は、学年があがるに従って段々授業が大変になっていきます。
世の中で言う「大学生」のイメージとは少し違うように思います。
かく言う私も、真面目に勉強していた方ではないのですが、それでも大変でした。
4年生になると、研究室に配属され、就職活動をしながら実験を行い、卒業論文を書く。
きっと3年生までとは生活スタイルが全く変わると思います。
しかし、それはそれで、なかなか楽しい時間ですよ。
とにかく、いろいろなことがある大学生活ですが、一貫して言えることは、自分の中でのビジョンをしっかり持つことが大切だと思います。
遊びにしろ、バイトにしろ、勉強にしろ、何か目的を持っていないと時間はすぐに過ぎてしまいます。
自分が将来、何をやりたいか、どんなことをしたいか、漠然としていてでも、目的があると、きっと自分のやらなければならないことはわかってくると思います。
偉そうなことを書いてしまいましたが、これが私の大学生活の感想です。
皆さんも、体には気を付けて楽しい大学生活を送って下さい。
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